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今年も、あと数日で2019年も終わりですね。
突然ですが、学生の頃に作った怖い話を載せてみました。
《題:くだもの・・・。》
連休で三人ででどこかに出かけたいねということで話をしていたら、
アウトドア好きの職場の先輩から自然豊かな秘境があると勧められ、
みんなで出かけることになりました。
みんなで向かったその先は、交通手段もないまさに秘境。
途中で車を停め、山道を歩くこと数時間・・・。
どのくらい歩いただろうか。いくつかの山を越えて、
気が付くとあたり一面に美しい木々が広がり、その奥に神々しい山々が広がっていた。
ちょうど開けたその場所でバーベキューや、森林浴を楽しみ、
そこで楽しい時間を過ごした。
気が付くとあっという間に時間も過ぎ、日も暮れようとしていた。
トシカズ 『日も暮れてきたしそろそろ帰ろう。』
タカアキ 『そうですね。大分奥まで来たし早めに下山しないと遭難しちゃいますね。』
ユウタ 『はーい。』
来た道を引き返そうと下山すると・・・。
1時間、2時間、3時間・・・・。
歩いても、歩いても出口が見つからない。
しばらくして、視界が開けた・・・。
ユウタ 『あれ?』
タカアキ 『さっきの場所に戻ってない?』
そう、彼らは道に迷ってしまったのだ・・・。
すでに日も暮れ、あたりは真っ暗。気温も下がってきた・・・。
トシカズ 『このままじゃまずいな。このまま引き返すのは危険だせめて夜を明かせる場所を探さないと・・・。』
また、少し足を進めると。
タカアキ『あれ?灯りが見えるッ!!』
三人は、灯りの方向へ急ぎ向かうとそこには古民家が・・・。
三人は、一晩泊めてもらおうと思い、
ユウタ『僕が、お願いしてきます!!』
ユウタがその家を訪ねると、家の奥から不愛想な男が一人・・・。
ユウタ『道に迷ってしまいました。一晩泊めてください。』
不愛想な男『ダメだ、帰れッ!!』
断られてしまった。
タカアキ『俺が言って来よう。』
次にタカアキが向かうが、やはり突き返されてしまった。
あきらめて帰ろうと思ったが、さらに闇は暗くなり、
外灯一つない山奥では、自分の足元すら見えない。
トシカズ『やっぱりみんなでもう一度お願いしてみよう!!』
三人は、その男にもう一度お願いすることにした。
三人は必死でお願いをすると、しびれを切らしたのか。
不愛想な男『うるさくてかなわん。わかった。一晩だけだぞ。』
三人はひとまずホッとした。
不愛想な男『だが、一つ条件がある・・・。』
『この家には、かわいい一人娘がいる。』
『うちの娘に指一本触れてみろ!!ぶっ殺してやる。』
三人は大きくうなずき、何度も感謝し、何とか一晩しのぐことができた。
・・・しかし・・・。
朝、三人は目を覚ますと・・・。
その足元には、大きな刀を持った不愛想な男が鬼の形相で立っていた・・・。
不愛想な男『あれだけ言ったのに娘の部屋に入ったやつがいるッ!!』
不愛想な男『お前かッ!!』
タカアキ『違いますッ!!』
不愛想な男『お前かッ!!』
ユウタ『僕じゃないですぅ!!』
不愛想な男『お前かッ!!』
トシカズ『絶対入ってません!!』
不愛想な男『お前ら嘘を付くんじゃない!!』
三人は身に覚えもない話に驚きながら、必死で身の潔白を伝えた・・・。
すると・・・。
不愛想な男『わかった、じゃあこれから俺の言うことが出来たら信じてやろう。』
三人は、恐怖で従うしかなかった・・・。
不愛想な男『この山にはいろんな果物が1年中実をつけている。』
『どれか一つを持ってこいッ!!』
『そして眉一つ動かすことなく俺の言うことが出来たら信じてやろう。』
『その代わりできなかったらここで殺す・・・。』
三人は、ここで死ぬわけにはいかないとそれぞれ山の果物を探すことにした。
三人は、山を眺めるとその光景に驚いた。春夏秋冬様々な果物が・・・。
しばらくして・・・。
初めに、タカアキが男の前に果物を持って現れた。
タカアキ『もっ、持ってきましたぁ。』
タカアキが持ってきたのはみずみずしいイチゴ。
おいしそうな果物なら許してくれると思ったのだが・・・。
すると男は・・・。
不愛想な男『じゃあ、それを・・・。』
『眉一つ動かすことなく自分のケツに突っ込め!!』
タカアキ 『えっ?』
しかし殺されたくないタカアキは、必死で突っ込んだ。
(まあ、楽勝でしょう。)
何とか無事に達成!!何とか生き延びることが出来ました。
しばらくして次に、トシカズがやってきました。
彼も必死で探し、彼が持ってきたのは・・・。
リンゴだ・・・。
やはり男は・・・。
不愛想な男『じゃあ、それを・・・。』
『眉一つ動かすことなく自分のケツに突っ込め!!』
トシカズ『えっ?無理でしょ。』
不愛想な男『なら死ね・・・。』
トシカズ『待ってくださいッ!!やりますッ。やりますぅ・・・。』
跡がないトシカズは、やるしかない。
仕方なくそれを突っ込んだ・・。
無理、無理とは思いましたが、やってみたら入るじゃあありませんか。
トシカズ『こ、これはイケるッ!!イケるぞおおおおーッ!!』
『あと一息イイイイーッ!!』
???『ゴソッ・・・。』
・・・。
・・・。
・・・。
しかし、彼は殺されてしまいました。
そう、笑ってしまったのだ・・・。
残念ながら、達成することはできなかったのです。
彼は、天使に手を引かれ天へと昇っていくのでした・・・。
すると天使が言いました。
天使①『お前、あと少しだったじゃん。なんで笑っちまったんだよ』
天使②『そうだよ。もったいないなぁ。あれイケたぜ。馬鹿だなぁ。』
するとトシカズは・・・。
トシカズ『だってあそこ見てくれよぉ。』
『ユウタの奴、あんなでっけぇスイカをうれしそうに持ってきてんだよ?』
その後、ユウタがどうなったかは言うまでもないことだろう・・・。
・・・・チャンチャン。
つまらないお話にお付き合いいただきありがとうございました。
更新日時 : 2019年12月17日 | この記事へのリンク :